サンコー「どこでも床暖 USBあったかスリッパ」を使ってみた感想
はじめに
日本メーカーが作ったWヒーターの電気スリッパ
サンコーの「どこでも床暖 USBあったかスリッパ」は、日本メーカーならではのアイデアと工夫が詰まった電気スリッパでした。
サンコー株式会社は、東京・秋葉原で生まれたアイデア家電メーカー。
今回購入した2021年モデルの電気スリッパは、2005年の初代から数えてなんと20代目だそうです。
例えば、つま先もかかとも同時に暖められるWヒーターや、コードレス・コード付き両方に対応したケーブル、表面にボア素材、内側にはフリース素材を取り入れた保温性など、細部へのこだわりはさすが日本メーカーという印象でした。
実際に購入して使ってみた感想として、サンコーのUSBあったかスリッパは、電気スリッパを初めて購入する人にも、2台目、3台目として追加購入する人にもおすすめできるアイテムの一つだと思いました。
電気代が半分に減りました
電気スリッパの効果として最初に驚いたのは、電気代が半分に減ったという事実です。
実際、12月から1月にかけての真冬に、エアコン暖房をほぼ使用することなく乗り切れました。
エアコン暖房のみを使っていた年と比較して、電気代がちょうど半分に減ったのは驚きでした。
また、エアコンを使わなくなったことで、節電できたという点とともに、室内の乾燥も防げたのは一石二鳥でしたね。
ちなみに、サンコーのUSBあったかスリッパは、消費電力が約8Wなので、1時間あたりの電気代は単純計算でたったの約0.2円。
(約8W÷1,000×1時間×27円で計算)
電気スリッパだけで身体全体が暖かくなった、電気代が半分に減ったという主観的な効果だけでなく、客観的な消費電力から見ても、節電効果が高いことは明らかです。
USBあったかスリッパの注意点
電気スリッパを初めて購入したい人にも、2台目、3台目として追加購入したい人にも、サンコーのUSBあったかスリッパは自信を持っておすすめできます。
但し、注意点もいくつか発見しました。
例えば、今回購入したUSBあったかスリッパは、モバイルバッテリーが付属していないので、コードレスで使用したい場合は別途購入する必要があります。
また、スリッパのサイズは、男女兼用のワンサイズなので、足のサイズが大きい人にはやや窮屈に感じるかもしれません。
さらに、今回購入したUSBあったかスリッパは、電源スイッチの位置が、スリッパ本体側ではなくケーブル先端側に付いているため、電源を取る場所によってはスイッチ操作がしづらく感じるかもしれません。
これらの注意点については、この記事の後半で詳しく解説します。
USBあったかスリッパとは
スペック
以下は、サンコー「どこでも床暖 USBあったかスリッパ」のスペックです。
USBあったかスリッパのスペック
商品名 | どこでも床暖 USBあったかスリッパ |
---|---|
メーカー | サンコー株式会社 |
型番 | TK-WSP-21-B |
定価 | 2,980円(税込) |
付属品 |
|
定格入力 | 5V/1A以上推奨 |
サイズ | 男女兼用フリーサイズ(23~28cm) |
本体サイズ | 幅125×長さ305×高さ110mm |
重量 | 322g(両足) |
温度調整 | 3段階(低・中・高) |
加熱温度 |
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使用時間 |
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充電時間 | モバイルバッテリー(別売り)の容量による |
カラー | ブラウン |
素材 | 表面:綿入りボア素材、内側:フリース素材 |
製造 | 中国 |
保証期間 | 6か月 |
パッケージ内容
以下は、パッケージ内容の一覧です。
- 本体
- スイッチ付きUSBケーブル(約13cm)×2本
- 中間ケーブル(約180cm)×2本
モバイルバッテリーは別売りです。
本体外観
本体
今回購入したサンコーのUSBあったかスリッパは、表面に綿入りボア素材、内側にフリース素材が使われており、保温性に優れた構造でした。
男女兼用のワンサイズのみですが、本体に厚みがあるので、程よいフィット感があります。
高さは、くるぶしの下あたりまでなので、脱ぎ履きしやすい一方で、使い方によっては脱げやすいと感じるかもしれません。
本体の側面には、モバイルバッテリー(別売り)を収納するためのポケットが付いています。
底には、電熱ヒーターが収納されており、ファスナーを開くとヒーターを本体から取り外すことができます。
裏面には、滑り止め防止のゴムが付いており、フローリングの室内でも歩きやすい工夫がされていますが、普通のスリッパと比べると裏面のクッションはやや柔らかい印象です。
スイッチ付きUSBケーブル
付属のスイッチ付きUSBケーブル(約13cm)は、左右それぞれの電熱ヒーターに接続して使います。
同じものが2本付属します。
スリッパ本体の底にある電熱ヒーターに繋げ、もう一方をモバイルバッテリー(別売り)に繋げて、モバイルバッテリーを本体側面のポケットに収納すれば、完全にコードレスで歩き回れるようになります。
中間ケーブル
付属の中間ケーブル(約180cm)は、スリッパ本体とスイッチ付きUSBケーブルの間に挟んで、長さを延長するために使います。
同じものが2本付属します。
モバイルバッテリーを使用せず、スリッパ本体をパソコンやコンセントに直接繋げることで、バッテリーの減りを心配せず長時間連続で使用できます。
室内を歩き回らない場合や、オフィスでの使用に便利です。
ケーブルは、左右それぞれのスリッパ本体から1本ずつのケーブルが出ているため、パソコンのUSBポートやコンセントも2口必要という点に注意が必要です。
中間ケーブルとスイッチ付きUSBケーブルを繋げると、約2mの長さになるため、足を組んだり、組み替えたりしても絡みにくく、扱いやすい長さです。
USBあったかスリッパの特徴
4つの電熱ヒーターを内蔵
サンコー「どこでも床暖 USBあったかスリッパ」の特徴は、なんと言ってもWヒーターです。
左右の足に2個ずつ、合計4個の電熱ヒーターが入っているため、つま先からかかとまで、ムラなく素早く暖まります。
スリッパ本体の底に収納されている電熱ヒーターは、取り外しが可能なので、スリッパ本体の洗濯が可能なのも嬉しいポイントです。
電熱ヒーターは、低温(42℃)、中温(46℃)、高温(51℃)と3段階に温度調整が可能。
スリッパ本体には、表面に綿入りボア素材、内側にフリース素材が使われているため、ヒーターで暖めた足の保温性にも優れています。
1時間たったの0.2円
USBあったかスリッパの消費電力は、両足で約8Wなので、1時間あたりの電気代は約0.2円とコスパも抜群です。
(8W÷1,000×27円で計算)
一般的なエアコン暖房運転の消費電力は600W~800Wなので、電気スリッパの電気代の安さは一目瞭然です。
日本メーカーのアイデア商品
数ある電気スリッパの中でも、今回購入したサンコーは安心の日本メーカーなのも特徴の一つと言えます。
東京・秋葉原にあるサンコー株式会社は、2005年から電気スリッパの企画・販売を行っており、今回購入した2021年モデルはなんと20代目。
左右に2個ずつ、合計4個のヒーターの採用や、ヒーターの収納・取り外しが可能な構造、モバイルバッテリーを収納しても気にならないサイドポケット、足を組み替えても絡みにくい長めの延長ケーブルなど、日本メーカーならではの工夫が随所に見られます。
USBあったかスリッパで出来ること
コードレスで使える
サンコーのUSBあったかスリッパは、完全なコードレスで使えます。
別売りのモバイルバッテリーを、スリッパ本体のポケットに収納できるため、両手が自由に使える状態で室内を歩き回れるのが魅力です。
実は、電気スリッパの多くが、モバイルバッテリーをスリッパ本体に収納できず、手で持ったまま移動しなければならない仕様です。
モバイルバッテリー式の電気スリッパでも、バッテリーを収納できるかどうかという点はとても大事な特徴の一つです。
コード付きでも使える
サンコーのUSBあったかスリッパは、コード付きでも快適に使えます。
スリッパ本体の底面に収納されている電熱ヒーターと、USBケーブルの間に、中間ケーブル(延長ケーブル)を繋げることで、パソコンやコンセントに接続して使用できます。
モバイルバッテリーが不要になるため、バッテリーの減りを心配することなく、何時間でも連続して使用できるようになります。
オフィスワークやテレワークなど、使う場所が決まっている人、歩き回る必要がない人には、コード付きでも使いやすいという点はとても大事な特徴と言えます。
丸ごと洗えるから清潔
サンコーのUSBあったかスリッパは、電熱ヒーターを取り外して、スリッパ本体の洗濯が可能です。
電熱ヒーターを取り外せないスリッパでも、洗濯可能な製品はありますが、取り外し可能な製品の方が耐久性の面で安心感があると言えます。
USBあったかスリッパの使い方
コードレスで使う
サンコーのUSBあったかスリッパは、モバイルバッテリーを繋ぎ、スリッパ本体に収納すると、完全なコードレスで使えます。
以下は、コードレスで使う流れです。
- モバイルバッテリーを繋ぐ
- バッテリーをスリッパのポケットに収納する
- スイッチを押して電源を入れる
- スイッチで温度を切り替える
- 長押しで電源を切る
モバイルバッテリー(別売り)は、2個必要です。
スリッパ本体の底に収納されている電熱ヒーターと、モバイルバッテリーを接続し、スリッパ本体側面のポケットにバッテリーを収納します。
電熱スリッパとモバイルバッテリーを繋いでいるケーブルが歩くときに引っかからないように、上手に収納するのがコツです。
コード付きで使う
スリッパ本体とUSBケーブルとの間に、中間ケーブルを繋げると、コード付きでも使えるようになります。
以下は、コード付きで使う流れです。
- 中間ケーブルを繋ぐ
- USBケーブルを電源に繋ぐ
- スイッチを押して電源を入れる
- スイッチで温度を切り替える
- 長押しで電源を切る
サンコーのUSBあったかスリッパに付属してくるケーブルは、二股ケーブルではなく、スリッパの左右に1本ずつケーブルがあるため、電源も2口必要です。
モバイルバッテリーを使用せず、スリッパを直接電源に繋ぐことで、バッテリーの減りを心配せず何時間でも連続して使用可能になります。
USBケーブルを、スマホの充電器やパソコンに繋げる場合、そこから供給される電流が弱いと、スリッパが暖まりません。
スリッパが暖まらない、あるいは、片方しか暖まらない場合は、電圧、電流が5V/800mA以上になる電源を試してみてください。
丸ごと洗濯する
サンコーのUSBあったかスリッパは、電熱ヒーターを取り外して、丸洗いが可能です。
以下は、洗濯をする流れです。
- 電熱ヒーターを外す
- 本体を手洗いする
- よく乾燥させる
本体パッケージに書かれている説明では、手洗いが推奨されています。
電熱ヒーターを取り外し、電熱ヒーターのポケット、モバイルバッテリーのポケットに付いているファスナーをしっかり閉めて、手洗いすることをおすすめします。
洗濯後は、よく乾燥させてから使用します。
USBあったかスリッパを使ってみた感想
つま先からかかとまで全体が暖まる
サンコーの電気スリッパを買って使ってみて最初に感じたのは、つま先からかかとまで、足全体がすぐ暖まる強力さでした。
今回購入したUSBあったかスリッパは、左右の足に2個ずつ、合計4個のヒーターが内蔵されている、Wヒーターが特徴の商品です。
実際に使ってみると、つま先からかかとまで、ムラなく熱が行き渡るため、足全体がすぐに暖かくなると感じました。
サンコーのUSBあったかスリッパは、3段階の温度調整が可能ですが、弱でも十分でした。
むしろ、中温や高温にしてしまうと、逆に熱すぎるとさえ感じたからかなり強力です。
個人的な肌感覚としては、足を暖めると、身体全体までぽかぽか暖かくなると感じました。
ケーブルの長さ・スイッチの位置が超便利
今回購入したサンコーのUSBあったかスリッパは、スイッチがケーブルの先端側に付いています。
(前回、Codifyで購入したスリッパは、スリッパ本体にスイッチが付いていました)
そのため、パソコンのUSB端子から給電する際に、マウスやキーボードの近くでスリッパもオン・オフできる点が、想像以上に便利でした。
実際、電気スリッパは、弱でもすぐに暖まるため、一旦オフにしたくなるタイミングは多々あります。
毎回、スリッパ本体まで手を伸ばさなくても、手元でオン・オフを操作できる点は意外なメリットでした。
但し、壁にあるコンセントから給電したい場合は、そのコンセント側にスイッチがくるため、逆に手が届きにくくなってしまうかもしれません。
コード付きで使いたい場合は、どこから給電するのか、その位置を想定しておくとよさそうです。
浅型だから脱ぎ履きしやすい
サンコーのUSBあったかスリッパは、数ある電気スリッパの中では、浅型です。
くるぶしの下あたりまでの浅型なので、脱ぎ履きのしやすさが便利だと思いました。
但し、スリッパのサイズが男女兼用のワンサイズなので、足が小さい人にとっては、脱げやすいと感じるかもしれません。
USBあったかスリッパの使い方のコツ
省エネで使う
サンコーのUSBあったかスリッパは、1時間あたりの電気代がたったの約0.2円と、エアコンの暖房と比べると圧倒的にコスパで勝っています。
但し、モバイルバッテリーを繋げて、コードレスで使用する場合には、小まめに電源をオフにするとさらに省エネで使えます。
モバイルバッテリーを使う場合、資料時間はどうしてもバッテリーの容量に依存してしまうため、電気代の節約というよりも、使用時間を長持ちさせるためには、単純ですが、小まめな電源のオフが一番効果的でした。
但し、左右合わせて合計4個の電熱ヒーターが強力なので、弱でもすぐに暖まりますし、むしろ、電源をオフにしないと熱すぎるほどです。
事実、電気代が一番高かった12月、1月に、エアコン暖房なしで乗り切れました。
暖まった身体を保温する
足が暖まると、身体全体までぽかぽか暖かくなります。
そこで、暖まった身体を保温していくと、最強だと思いました。
実際、真冬の寒さの中、電気スリッパで足元が暖まると、今度は下半身から上半身の寒さが気になります。
電気スリッパで足元を暖めると同時に、ひざ掛けやフリースも併用して、身体全体を保温していくと、暖房がいらないくらい暖かく過ごせるようになりました。
足元を暖めて、身体全体が暖かくなり、その暖かさを逃がさないように保温する。
そんな組み合わせ技が、電気スリッパの効果を最大化すると思いました。
スリッパ本体を2台持ちする
モバイルバッテリーを使ってコードレスで使用する場合、どうしても、バッテリーの減りが気になります。
バッテリーがなくなってしまうと、充電中は電気スリッパもオフにせざるを得ないからです。
そこで、電気スリッパを使う場所がある程度絞られるなら、コード付きで使用するのがベストです。
自由に歩き回れなくなる代わりに、バッテリーの減りを心配せず、何時間でも連続して使用できるからです。
さらに、例えば、自宅のデスクでリモートワーク中に使いたい、リビングやダイニングでも使いたい、というように、電気スリッパを自宅の中のいくつかの決まった場所で使いたい場合、根本的に、電気スリッパ自体を買い増してしまうのが一番便利でした。
実際、仕事をするデスクに一つ、リビングに一つという風に、使いたい場所にケーブル付きで置いておくことで、バッテリーの減りを気にせず、しかも何時間でも連続して使用できる環境になりました。
もちろん、それぞれの場所にスリッパを移動させたり、モバイルバッテリーを複数買い増すのも一つの手です。
但し、電源の抜き差しや、バッテリーの充電の手間がなくなるのが、個人的には、快適さから言えばベストな答えでした。
USBあったかスリッパの良い点
すぐ暖まる、足全体が暖かい
サンコーの電気スリッパは、すぐに暖まる電熱ヒーターが、左右に2つずつ、合計4つも内蔵されている点が大きな強みだと思いました。
実際、電源を入れれば数十秒で暖かさを感じます。
電熱ヒーターが足裏に入っているため、体重をかけて足の底に触れていると、むしろ熱すぎると感じることも。
しかも、スリッパの内側はフリース素材になっているため、保温性にも優れていました。
1時間付けっぱなしでも電気代はたったの約0.2円ですが、電源を切っても、しばらくは保温されて暖かいのも驚きました。
手元で操作できる
サンコーのUSBあったかスリッパは、電源スイッチがケーブルの先端側(本体とは反対側)に付いているので、パソコンなどのUSB端子から給電する際に、手元で操作できる点もメリットと言えます。
スイッチがスリッパ本体に付いている場合、オン・オフする度にスリッパ本体まで手を伸ばさなくてはなりません。
頻繁にオン・オフしたい場合は、手元で操作できるタイプが勝ります。
但し、壁のコンセントを使う場合や、手の届きにくいUSBポートを使う場合は、電源のオン・オフが逆に使いにくくなってしまうため、そのような場合は、スリッパ本体に電源が付いている商品の方がよいかもしれません。
電源スイッチがどこに付いているのか、これが電気スリッパ選びの大切なポイントの一つになります。
日本メーカーの工夫が満載
サンコーの電気スリッパは、日本メーカーならではの細かい工夫が満載でした。
例えば、モバイルバッテリーをスリッパ本体に収納できる商品はたくさんありますが、サンコーのスリッパは、バッテリーをスリッパ本体の側面に収納できるため、バッテリーの重さや、圧迫感がほとんどないのが特徴でした。
ポケットの位置がサイドに付いていることと、さらに、スリッパ自体のクッション性が高いことから、モバイルバッテリーの存在を感じにくい点が、コードレスで使う際の大きなメリットだと思いました。
さらに、コード付きで使用する際も、便利でした。
電熱ヒーターと、スイッチ付きUSBケーブルの間に、約180cmの中間ケーブルを挟むと、モバイルバッテリーなしでもコード付きで使用できます。
スイッチ付きUSBケーブルと合わせて、約2m弱もの長さになるので、足を組んだり、組み替えたりしても邪魔にならないゆとりがありました。
コードレスでも、コード付きでも、どちらの使い方でも快適な工夫は、さすが日本メーカーならではと言えるメリットの一つです。
USBあったかスリッパのイマイチな点
USBポートが2口必要になる
サンコーのUSBあったかスリッパは、コード付きで使う場合、2口のUSBポートが必要です。
左右のスリッパから、それぞれ独立したケーブルが出ているため、パソコンや充電器、コンセントに繋いでコード付きで使用したい場合にはポートの数が足りるかどうかを確認しておくと便利です。
特に、パソコンのUSBポートを使う場合、ほかの機器で埋まっていると、USBハブを使ってポートを増やさなければならないかもしれません。
但し、わざわざポートを増やしてでも、手元のUSBポートに繋げる方が、電源スイッチのオン・オフがしやすく便利だと思いました。
コード付きで使用したい場合は、どこから電源を取るかによって、スイッチの位置が変わる、という点に注意が必要です。
男女兼用のワンサイズしかない
サンコーのUSBあったかスリッパは、男女兼用のワンサイズのみです。
基本的に、スリッパ本体はふかふかの素材で包まれているため、程よいフィット感で保温性も抜群でした。
但し、足が小さい人や、逆に大きい人にとっては、やや脱げやすい、あるいは小さいと感じるかもしれません。
スリッパ本体の高さが、くるぶしの下あたりまでとやや浅型の作りなので、脱ぎ履きしやすい点はメリットと言えますが、欲を言えばSサイズとLサイズのような2サイズ展開になるとさらに良くなると思いました。
暖かくなりすぎる
サンコーのUSBあったかスリッパは、スイッチを入れるとすぐに暖まる即暖が特徴の一つですが、逆に言えば、熱くなりすぎるのは人によっては想定外に感じるかもしれません。
事実、弱でも十分に暖まりますし、むしろ、中温や高温にしてしまうと、暖かいを通り越して熱いと感じるほど、電熱ヒーターが強力でした。
小まめに電源をオフにしたり、一旦足を抜くなどして、やけどをしないように注意が必要です。
但し、すぐに暖まる、真冬でも十分な熱さがある、という点は、メリットの一つとも言えます。
USBあったかスリッパの注意点
スイッチの位置について
電気スリッパを選ぶ際には、電源スイッチに位置に注意が必要です。
サンコーのUSBあったかスリッパは、電源スイッチの位置が、スリッパ本体側ではなくUSBケーブル側に付いています。
つまり、家庭のコンセントから給電する場合、コンセントの差し込み口付近に電源スイッチがくることになるんですね。
一方で、パソコンのUSBポートから給電する場合は、手の届きやすい場所に電源スイッチがきます。
コード付きで使用したい場合は、どこから給電するのか、電源スイッチは手の届きやすい場所になるのか、という点を確認しておくと便利です。
モバイルバッテリーについて
サンコーのUSBあったかスリッパは、モバイルバッテリーが別売りです。
モバイルバッテリーを使って、完全にコードレスで使用したい場合は、市販のモバイルバッテリーが2つ必要になります。
一般的に、5,000mAh程度のモバイルバッテリーなら、1,000円台から入手できます。
但し、モバイルバッテリーの大きさによっては、スリッパ本体の収納ポケットに出し入れしにくくなってしまうため、なるべく小型のバッテリーの方がよいかもしれません。
また、モバイルバッテリーが別売りになる点は、デメリットに感じられるかもしれませんが、最初からコード付きで使いたい人にとっては、モバイルバッテリー付きの商品よりもコスパが良くなるというメリットにもなります。
サイズ感について
サンコーのUSBあったかスリッパは、男女兼用のワンサイズのみです。
足が小さい人でも、スリッパ本体がふわふわした厚めの素材なので、程よいフィット感で快適です。
但し、足の大きい人にとっては、やや小さく感じられるかもしれません。
大きめのサイズが好みの人や、フィット感よりも脱ぎ履きのしやすさを求める人は、サイズのバリエーションが多い商品を選んだ方が無難かもしれません。
まとめ
こんな人に向いています
サンコーのUSBあったかスリッパは、電気スリッパをコード付きで使いたい人に向いています。
自宅のデスクでテレワークをしたい人や、リビングやダイニングなどある程度使う場所が固定の人に、長めのコード付きでバッテリーの減りもなく長時間使えるのが便利だと思いました。
特に、手元のUSBポートから給電したい人にとっては、電源スイッチの位置も手元にくるので便利です。
但し、コード付き、コードレスの兼用で使いたい人にも、サンコーのUSBあったかスリッパはおすすめです。
モバイルバッテリーこそ別売りですが、スリッパ本体の側面にはバッテリーがすっぽり収まるポケット付きなので、モバイルバッテリーを収納したまま室内を自由に歩き回れます。
数ある電気スリッパの中でも、両手が空いた状態で自由に歩き回れる完全コードレスは、フットウォーマーにも勝る大きな利点だと思いました。
サンコーの電気スリッパを買える場所
サンコーのUSBあったかスリッパは、公式オンラインストアや、東京・秋葉原にあるサンコーの実店舗で購入可能です。
但し、この記事を書いている時点で、公式オンラインストアでは品切れになっています。
それ以外の入手方法として、アマゾン、楽天、ヤフーショッピング、ヨドバシ.comなどで取り扱いがありました。
これらのオンラインショップでも、タイミングによっては品切れになってしまうため、発見したら早めの購入をおすすめします。
購入する店舗によって、値段やセット内容が異なるため、全てのショップにサッと目を通してから比較すると間違いありません。
耐久性を検証していきます
サンコーのUSBあったかスリッパは、手洗い可能な商品です。
スリッパ本体の底に収納されている電熱ヒーターは、取り外しが可能なため、電子機器を心配せず手洗いが可能です。
商品説明では手洗いが推奨されています。
実際に、洗濯も含めて使用してみて、耐久性についてはこの記事に追記していきます。